グース 1996年 アメリカ ファミリー |
<監督>キャロル・バラード <出演>ジェフ・ダニエルズ、アンナ・パキン <内容>母親を交通事故で失った13歳のエイミーは、カナダに住む父親に、引き取られた。そこは、自然にあふれた土地だったが、そこにも、土地開発の波が押し寄せていて、木々が伐採され始めていた。その跡地で、グースの卵を見つけたエイミーは、家に持ち帰り、孵化させ、飼い始めるが・・・。 実話だそうです。なんとも、グース達のかわいいこと! 卵からかえって、初めて見たエイミーを母親と思って、ヨチヨチ着いてゆくところが、かわいくてたまりません!(^^)。 離れていた父娘の心の絆が、グース達おかげで戻ってきたり、自然保護の話も絡めたりと、ファミリー向けの映画でした。でも、渡り鳥の親として、飛行機で、彼らを越冬地まで連れてゆくときの計画の無謀さは、ちょっと、いただけません。今の時代だったら、絶対に、撃ち落とされてしまうでしょうね(^^;。 |
グーニーズ 1985年 アメリカ ファミリー・アドベンチャー |
<監督>リチャード・ドナー <出演>ショーン・アスティン 、 ジョシュ・ブローリン、 ジェフ・B・コーエン、コリー・フェルドマン 、 マーサ・プリンプトン, ケリー・グリーン <内容>家の立ち退きを迫られているマイキー(ショーン・アスティン)達グーニーズは、何かいい手だてはないかと屋根裏を調べるうちに17世紀の海賊、片目のウィリーの地図を発見する。その地図を頼りに財宝探しに出かけるのだが・・・。 ちょっと前に買ったこのDVDを見てみました。DVDって、買うとそれだけで安心しちゃって、封も開けないんですよね(^^;。この映画は、TVで何度も見ています。大好きです。子供版インディー・ジョーンズですよね。昔は、ワクワクしながら見ていました(今回もでしたが・・・成長してないなぁ(^^;)。そして、ゲームもよくやりました。結局最後まで行き着けなかった気がしますが・・・(T_T)。今回は、DVDだったので、おまけに未公開映像が付いていて、それを見てびっくり。巨大○○が出てくるシーンもあったんですねーー。いかにもって感じです。監督は子供達の扱いが大変だったとぼやいていましたが、そのおかげで、みんな生き生きとした表情をしています。女の子が二人出てきて、一人の子が、どっかで見覚えあるなぁと思っていたら、マーサ・プリンプトンでした。こんな若い頃から彼女って、こんな感じだったのね〜(^^)。それからもっと驚くべき事は、主役のショーン・アスティンが「ロード・オブ・ザ・リング」のサムだと言うことです。うっそーー!(^^;。(2002,12,20) |
クイール 2003年 日本 |
<監督>崔洋一 <キャスト>小林薫 , 椎名桔平 , 寺島しのぶ 、 戸田恵子, 香川照之 , 名取裕子 <ストーリー>東京で、ラブラドール・レトリバーの子犬が生まれた。その中の1匹が、子犬を育てるパピーウォーカーの夫婦に預けられ、クイールという名前を付けてもらって、のびのびと、愛情たっぷりに育てられる。そして、1年後、大きくなったクイールに、いよいよ、盲導犬としての訓練が始まった・・・。 犬が主役の映画は、もう、それだけで、可愛すぎて、反則です(^^)。 生まれたばかりの子イヌ時代から、その死までの、ある盲導犬の一生なのですが、犬たちの可愛いこと!!可愛すぎて、見ながらニコニコしてしまいました。特に、ラブラドール・レトリバーは、犬の中でも、私が一番好きな種類なので、たまりません。こんな子、飼ってみたいわ〜〜!ほんとに、愛らしく、表情豊かで、1日見ていても、飽きないですね〜〜。 クイールは、盲導犬になるために、パピーウォーカーに1年だけ預けられるのですが、一番可愛い盛りを一緒に過ごして、そして、別れてしまうパピーウォーカーには、本当に頭が下がります。この子だけは、手放したくない!ということも、きっとあるんでしょうねぇ。 犬のことばかりに目がいきそうですが、人間の俳優さんも、良かったです。 一番すごかったのは、小林薫。メガネを掛けていたせいもあるでしょうけど、私は、後半に入っても、彼が小林薫だと、気付きませんでしたから(^^;。私が、ぼんやりしていただけのことだとは思いますが(^^;。でも、彼の演技は、入魂の演技だったと思います。 訓練士の椎名桔平も、それらしくて、良かったし、パピーウォーカーの夫婦の 香川照之と、寺島しのぶも、愛情たっぷりですごく良かったですね〜。 ストーリーも、いろいろなエピソードを交えて、見応えのあるドラマになっていました。 ラストは、涙涙。ほんと、これは、反則ですーーー(T_T)。 (2005,05,12) |
クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア 2002年 アメリカ ホラー・音楽 |
<監督>マイケル・ライマー <出演>スチュアート・タウンゼント , アリーヤ , ヴァンサン・ペレーズ , レナ・オリン , ブルース・スペンス <内容>100年間眠りについていたヴァンパイアのレスタト(スチュアート・タウンゼント)。ある時彼は、外から響いてきた全く新しい音楽、ロックによって目を覚ました。彼は、自らをヴァンパイアだと公言して、世界に姿を現すが、人々は、それを彼のパフォーマンスとして受け入れ、大人気になる。しかし、ヴァンパイアの世界では、それは許されないことだった・・・。 なんて今風のヴァンパイアなんでしょう〜〜!(^^)。 でも、こんなパフォーマンス、今の若者に簡単に受け入れられそうですね〜。 あのコンサートでのヴァンパイアの戦いも、これが最新の技術を使ったイリュージョンなの!?すごい!!とか思ってしまいそうです。 で、題名にもなっているクイーンヴァンパイアですが、全てにおいてちょっと迫力不足かなぁと思いました。でも、若くして亡くなったアリーヤの遺作ですからいいとしましょう。 一方、レスタト役のスチュアート・タウンゼントは、完璧に美しいヴァンパイアでした。これは、鑑賞する意義のあるヴァンパイアですね〜(^^)。 ストーリー的には、新ヴァンパイア対旧ヴァンパイアという感じで、もうどうでもいいやん!と、ぬぼーっと、見ていられるので楽しかったです(^^)。 連作の前作「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」とは同じ原作なはずなのに、随分イメージが違いますよね。 思わず前作をもう一度観たくなりました。(2004,06,20) |
クイズショー 1994年 アメリカ ドラマ |
<監督>ロバート・レッドフォード <出演>ジョン・タートゥーロ、ロブ・モロー、レイフ・ファインズ <内容>実話の映画化。最高の人気を誇るテレビのクイズ番組で、クイズ王となった、若く、ハンサムなスターには、隠された、秘密があった。 テレビのために、地位も、名誉も、仕事も失ってしまうなんて、かわいそう。チャーリー役の人なかなかよかった。(1999.05) |
クイック&デッド 1995年 アメリカ 西部劇 |
<監督>サム・ライミ <出演>シャロン・ストーン、 ジーン・ハックマン、ラッセル・クロウ、レオナルド・ディカプリオ、ランス・ヘンリクセン、ゲイリー・シニーズ, トビン・ベル <内容>西部の町は、早撃ちトーナメントを前に、賞金目当ての強者が、集まってきていた。その中には、訳有りな様子の女ガンマン(シャロン・ストーン)や、牧師(ラッセル・クロウ)の姿もあった。 まず、出演者の顔ぶれが、すごい。それだけで、大いに、楽しめる。ブレイク前のレオナルド・ディカプリオが、とっともかわいいし(^^)。映画としては、シャロン・ストーンの、シリアスな演技と、漫画チックな、映像が、ミスマッチで、もったいない作りだと思うけど、また、これも、監督の狙い目なのだろうか? |
クイルズ 2000年 アメリカ 文芸 |
<監督>フィリップ・カウフマン <出演>ジェフリー・ラッシュ 、 ケイト・ウィンスレット、 ホアキン・フェニックス, アメリア・ワーナー <コピー>マルキ・ド・サドの真実 悪魔のごとき快楽と陶酔。 <内容>フランス革命のおり、投獄されたサド侯爵(ジェフリー・ラッシュ)は、その後、夫人の思惑もあり、シャラントン精神病院に収容されていた。夫人の寄付金によって、特別待遇を受けていたサド侯爵は、ド・クルミエ神父(ホアキン・フェニックス)の目を盗んで、極秘に本を出版していた。 妖しい世界にようこそ!(^^) サディズムの語源になったサド侯爵の晩年の物語です。精神病院に入れられても、ペン(クイルズ)を取り上げられても、そして、舌を抜かれても、決して書くことをやめない(言論の自由を奪えない)という、サド侯爵の壮絶な話でした。もちろん史実には忠実でないところもあるでしょうが、サド侯爵の、そこまでの創作意欲には、驚嘆させられます。常軌を逸したこういう役をやらせたら、ジェフリー・ラッシュは、すばらしいです。後半は、全裸で、頑張りました(^^)。方やクルミエ神父は、自分の信仰心や、信念をかけて、サド侯爵に対峙してきた代償がこれでは、ちょっとかわいそう。悪と善の間で、揺れ動く演技のホアキン・フェニックスが、なかなかよかったです。彼は、悪人顔かと思ったら、こんな役も出来るんですね。さすが役者さんです。ケイト・ウィンスレットも、この役にぴったり。オフィシャルサイトが、なかなか読み応えのあるので、時間のある時にどうぞ。 |
偶然にも最悪な少年 2003年 日本 青春 |
<監督>グ・スーヨン <出演>市原隼人 , 中島美嘉 , 矢沢心 , 池内博之 , 蒼井優 , 柄本明 , 袴田吉彦 , 津川雅彦 , 永瀬正敏 , 前田愛 , ともさかりえ , 柄本佑 , 塚本高史 , 佐藤江梨子 , 岡田義徳 <内容>在日韓国人の高校生、ヒデノリ(市原隼人)は、ある日、別々に暮らしている姉、ナナコ(矢沢心)の自殺を知らされる。彼は、街で知り合った佐々木由美(中島美嘉)と、タロー(池内博之)の協力を得て、姉の死体を病院から盗み出し、まだ見ぬ祖国、韓国行きの船に乗せようと、博多へと向かう・・・。 あんまり評判はよくなかったようですが、私は好きですね〜〜(^^)。 制服姿の中島美嘉を最初に見た時は、すごい違和感を感じました(^^;が、見ているうちに、楽しくなってしまいました。ほとんど感情を表に表さない彼女の一言一言が最高!(^^)。 監督は、「私、脱いでもすごいんです」のCMを作り出したグ・スーヨンで、映画初監督作品。 その割には、と言うか、そんな彼だからこそなのか、出演者の顔ぶれがすごく豪華です。もちろん、主なる登場人物は、若者4人なのですが、ちょっとした役に、あの人や、この人! へぇ、こんな所に、この人が!!と、探すのが楽しくて、2回も続けて見てしまいました(^^)。 市原隼人の演技も、最初は少々鼻について、目障りだったのですが、これもまた、見慣れてくると、笑顔と真剣さの落差の激しさが心地よかったです。 死んでしまった姉に、祖国、韓国を見せたいなんて、泣かせるじゃないですか。 何にも考えていないように見えて、ちゃんと考えているようで、やっぱりなんにも考えてないところがすごいです(^^)。 内容は、万引き、ドラッグ、いじめ、強盗・・・etc.etc.何でもありの映画で、ほんとに最悪なんですが、その渦中にいる彼らの醸し出す奇妙で平和なおかしさに、本当にはまってしまいました。 この映画は、見た後、最低!と批判する人と、最高!と、のってしまう人の両極端でしょうね、たぶん・・・(^^)。(2004,12,28) |
偶然の恋人 2000年 アメリカ ロマンス |
<監督>ドン・ルース <出演>ベン・アフレック、 グウィネス・パルトロー, ナターシャ・ヘンストリッジ , ジェニファー・グレイ , トニー・ゴールドウィン <内容>広告代理店に勤めているバディーは、航空会社との契約を成立させて、ロスに帰る途中、大雪で、空港で足止めをくってしまう。そこで、自分の飛行機チケットを、家族の元に急いで帰りたがっていた男に譲ったのだが、その飛行機は、事故を起こし、乗客は全員死亡してしまう。ショックを受けたバディーは、酒におぼれ、立ち直るために、チケットを譲った男の家族に謝罪しようと、その妻、アビーの元に行くのだが・・・。 予告編などから、見る前にストーリーが分かって、しかも、結末さえも何となく分かってしまうような映画でしたが、やっぱり、愛する人を失ったグウィネスの演技に、何回か泣かされました(T_T) 。う〜ん、でもそれだけかな。最後に、法廷に立つバディーなのですが、そんなことを検察官は聞いてないのにと、つっこみを入れながら見ました(^^;。(2002.04) |
偶然の旅行者 1988年 アメリカ ロマンス |
<監督>ローレンス・カスダン <出演>ウィリアム・ハート , ジーナ・デイヴィス , キャスリーン・ターナー , ビル・プルマン <賞>アカデミー助演女優賞(ジーナ・デイヴィス) <内容>出張先から戻った、旅行ガイドブックのライター、メーコン(ウィリアム・ハート)は、妻サラ(キャスリーン・ターナー)から別居を言い出される。1年前、彼らの一人息子が不慮の死を遂げてから、二人の間には、目に見えない亀裂が入っていたのだ。一人暮らしになったメーコンは、出張のために、愛犬、エドワードをペットショップの店員ミュリエル(ジーナ・デイヴィス)に預ける・・・。 主人公の執筆する旅行ガイドブックが、いつしか人生とシンクロして、人生とは旅と同じで、準備万端整えていても、何が起こるか分からない、という結論が、おしゃれと言えばおしゃれな映画です(^^)。 ただ、全体に、あまりぱっとしません。 話のバックボーンになっている肝心のガイドブックが生かされるのが、冒頭と、ラストだけなのが、ちょっと物足りないし、妻のサラに復縁を言い出されてからのミュリエルに対するメーコンの態度がちょっとひどすぎる気がします。 また、メーコンの実家の話は、よけいなような気もするし、なんだか、すっきりしない映画でした。中でも嫌な気がしたのが、感謝祭の七面鳥事件です。あれは、ひどすぎる。なんて思いやりのない兄弟なんだろうと思いました。 この映画で、ミュリエル役のジーナ・デイヴィスがアカデミー助演女優賞を獲得していますが、それほどいいとも思いませんでした。まあ、主演と違って助演賞だからこれでいいのかな・・・。 私にはあまりぴんとこない映画でしたが、メーコンの愛犬、エドワードが可愛いかったので、得をしてますね、この映画(^^)。(2005,02,24) |
草の上の月 1996年 アメリカ ロマンス |
<監督>ダン・アイアランド <出演>ヴィンセント・ドノフリオ、 レニー・ゼルウィガー <内容>作家ロバート・E・ハワードのかつての友人による回想録。小説家志望のノーベリン(レニー・ゼルウィガー)は、友人の紹介で、作家のボブと出会う。二人は意気投合して、本のことについて話し合うのだが、ボブは、人付き合いが悪く、その上、病気の母親がいたので、家に閉じこもり気味だった。 映画の中に、彼の作品の主人公「コナン」の名前がしばしば登場します。そうです、彼は、アーノルド・シュワルツェネッガー主演作の「コナン・ザ・グレート」の原作者だったのです。彼は、自分の作品の中に生き、周囲を気にせずに生活し、母親の看護をしながら作品を書き続けたのでした。彼の母親への愛情は、ほとんどマザコンですね。自分の殻の中に閉じこもる彼と、新しい世界に飛び出してゆくノーベリンとの関係は、友人以上に発展しようがなかったのでしょう。ボブ役のヴィンセント・ドノフリオは、「メン・イン・ブラック」での演技(エイリアンに皮を取られた!(^^;)が、あまりにも強烈で、そのイメージがかぶさって困りました。レニー・ゼルウィガーも、かわいくていいのですが、作品全体が、退屈でした。(2002.07.31) |
鯨が来た時 1989年 イギリス |
<監督>クライヴ・リーズ <出演>ポール・スコフィールド , ヘレン・ミレン <内容>1914年、イングランド南西部の貧しい島では、人々は漁に出て生計を立てていた。漁師の子供のダニエルとグレイシーは、近寄ってはいけないと言われていたバードマンの住む小屋のそばで遊ぶようになり、いつしか彼とも仲良しになる。彼は、他の島民とは一切の交渉をせずに暮らしている不思議な老人だった。そして、第一次世界大戦が始まり、グレイシーの父親は、志願して戦争に行くことになる・・・。 海を舞台にしたファンタジーです。貧しい島の生活の中でも、子供達は、大人の考えにとらわれることなく、自分たちの世界を作り上げてゆきます。そして出会った老人に、色々なことを教わります。その触れ合いが、ほほえましくて、よかったです。それにしても、何故ゆえ、男は、戦争というと、家族を捨てるようにして志願して行ってしまうのでしょうか。自分だけは、死んだりしないと思っているのでしょうか。夫を戦争に送り出す妻をヘレン・ミレンがけなげに演じています。まだ若い!! 淡々と映画は、進むのですが、最後まで見ると心が温かくなります。舞台が似ているせいか「フィオナの海」を思い出しました。(2003,02,19) |
クジラの島の少女 2002年 ニュージーランド・ドイツ ファミリー |
<監督>ニキ・カーロ <出演>ケイシャ・キャッスル=ヒューズ , ラウィリ・パラテーン <内容>ニュージーランドの浜辺の村に住むマオリ族。彼らの祖先は、クジラに乗ってこの地にたどり着いたと言い伝えられていた。そして、一族の勇者パイケアの誕生を待ち望む族長だったが、長男の嫁は、男女の双子を出産後、死亡。男の赤ん坊も亡くなって、女の子だけが無事に成長するのだが・・・。 今の時代、部族の伝統を守ってゆくのは、並大抵のことではないでしょう。西欧の便利な生活や文化に触れてしまえば、それまでの生活に戻ることの困難さは、想像するに難くありません。 そんな背景の中、族長が、マオリ族の風習を子供たちに伝えようとする姿は、なにやら凛としたものを感じました。部族の歴史を一人で守らなければならないという使命感がひしひしと伝わってきます。風習とか、伝統とかは、いつでも近くにあって、たまに、少々鬱陶しさもあるのですが、失ってしまったら、2度と元に戻らないんですよね。 主演のケイシャ・キャッスル=ヒューズが光っています。この年のアカデミー主演女優賞に、他の大人の女優さんに混じって堂々とノミネートされていました。なるほど、彼女なくしては、あり得ない映画でしたねぇ。彼女の生き生きとして笑顔や、遠くを見つめる瞳、強い意志、清らかな涙、そして神秘性。全てがこの映画には、必要なのでしょう。 途中からファンタジーになってゆきますが、彼女のけなげさに、こんな事があってもいいよねと思ってしまいます。 ラストの男たちの力強い踊りがとっても印象的でした。(2005,03,04) |
くたばれ!ハリウッド 2002年 アメリカ ドキュメンタリー |
<監督>ブレット・モーゲン <出演>ロバート・エヴァンス, ジャック・ニコルソン, ダスティン・ホフマン, フランシス・フォード・コッポラ, ロマン・ポランスキー, アリ・マッグロー, ロバート・レッドフォード, ポール・ニューマン, ミア・ファロー <内容>兄と共同経営の会社が大成功を収めていたロバート・エヴァンスは、ある日、ホテルのプールで、俳優としてスカウトされる。その後、俳優に見切りをつけたエヴァンスは、映画のプロデューサーとして手腕を発揮する。そして、パラマント映画を倒産の危機から救うのだが・・・。 なんてドラマティックな人生でしょう。あなたは知っていましたか?ロバート・エヴァンスを・・・。 映画を見始めた時は、彼の名前も顔も知らないし、これが、フィクションなのか、ノンフィクションなのかも分からず、見て失敗だったかなと思ったのですが、見たことのある映画「ローズマリーの赤ちゃん」の名前が出てからは、めっぽう面白くなりました(^^)。 彼が、映画の中でも言っているように、映画の制作者の名前って、知らないんですよね。だから、映画の中で、有名な映画名がぞろぞろと出てくるので、本当に驚きました。 私が見た映画だけでも、「ゴッドファーザー」、「チャイナタウン」、「マラソンマン」、「コットンクラブ」そして、最近のヒット作「10日間で男を上手にフル方法」。そのほかにも、「ローズマリーの赤ちゃん」「ある愛の詩」にも関わっていたんですねぇ。特に、「ローズマリーの赤ちゃん」の、ミア・ファローと、フランク・シナトラとの話は、スリリングですし、その後の「ある愛の詩」では、主演女優のアリ・マッグローと映画そのままのラブストーリー。そして、夢のようなお屋敷と、ロバート・レッドフォードばりの涼やかなお顔!!(^^)。う〜ん、事実は小説よりも奇なりの言葉そのままですよ。 その後の転落人生は、お気の毒でしたが、楽あれば苦あり。ハリウッドに身を置いている以上は、このような転落の時があっても、あまりびっくりしないところが、また、恐ろしいです(^^;。でも、彼の場合は、それさえも、絵になるんだから、すごいですよねーー(^^;。 彼は、それら様々なことを経過して、未だにハリウッドに存在し、そして、ヒットを生み続けているんですから、本当に、驚くべき人です。 この映画は、映画をたくさん見ている者にとって、彼の人生が、映画の歴史と重なり、とても面白かったです。 有名人の写った実写映像もたくさんあって、それだけでも見る価値がある上、ただの写真も、それを立体的に見えるように工夫してあったりと、さすが映画の達人、見ている人を飽きさせません。 ですが、少々無惨だなぁと思うのは、若くて、ハンサムだった彼が、人生の早送りのように、どんどん老けていってしまうのを、まざまざと見せられてしまうことでしょうか。それも、人生の年輪なんですけどね。(2004,10,18) |
くたばれ!ハリウッド 1986年 アメリカ |
<監督>アラン・アルダ <出演>アラン・アルダ , マイケル・ケイン , ミシェル・ファイファー , ボブ・ホスキンス <内容>ピューリッツァー賞も取った有名歴史学教授アンダ(アラン・アルダ)が書いた、アメリカ独立戦争の小説が映画化されることになり、ロケ地となるアンダの住む小さな町に、ハリウッドから映画スタッフや有名俳優達が集結する。しかし、アンダが映画のシナリオを読んでみると、自分の書いた小説とは全く別物のコメディーになっていた・・・。 原作と映画が、全く別のものになっているものがたまにありますが、その場合、原作者は、さぞや悔しい思いをするのでしょう。この原作者は、決して黙っていませんでした。その場で脚本を書き換えたり、女優を使って、脚本の変更を求めたり、大がかりな戦争シーンも実力行使で変えてしまいます。まるで、その場でセリフが変更になるという香港映画みたいです。主演女優役にミシェル・ファイファー。衣装を着て役になりきった時と、私生活のシーンとが、がらりと違っていて面白かったです。コメディーですので、気楽に観たい時にはお手軽かも。(2003,02,15) |
クッキー・フォーチュン 1999年 アメリカ コメディー・サスペンス |
<監督>ロバート・アルトマン <出演>グレン・クローズ , ジュリアン・ムーア , リヴ・タイラー , クリス・オドネル <内容>アメリカ南部のある町に住むクッキーはある決心をしていた。それは、昔亡くなった夫バックの後を追って自殺すること。しかし、拳銃自殺した彼女を発見したのは、仲の良くない姪のカミールだった。カミール(グレン・クローズ)は、自殺は家の恥として、とっさに、強盗殺人事件に偽装してしまう・・・。 最初は、のんびりとした田舎町の日常ではじまります。コメディーとか、サスペンスとか考えないで、この町の何ともいえないゆったりした雰囲気に浸れたら、この映画は、面白く観ることができます。 町の人たち、いいですね〜。ひとりひとりの個性が光ります。俳優達もいい味出てます。そして、クスッと笑わせてもくれます。さすが、群像劇お得意の監督だけのことはあります。 中でも、ジュリアン・ムーアは、こういう役にぴったりですね〜。彼女は、普通の役より、ちょっと変わった役の方が光ります。 ラストにこの題名の意味の分かる小粋な作品でした。原題「COOKIE'S FORTUNE」。(2003,06,27) |
グッドフェローズ 1990年 アメリカ 犯罪 |
<監督>マーティン・スコセッシ <出演>レイ・リオッタ , ロバート・デ・ニーロ , ジョー・ペシ , サミュエル・L・ジャクソン , トビン・ベル <内容>ヘンリー(レイ・リオッタ)は、幼い頃からギャングに憧れ、親の目を盗み、学校をさぼってボスの使い走りをしていた。やがて成長したヘンリーは、ジミー(ロバート・デ・ニーロ)やトミー(ジョー・ペシ)と共に本物のギャングとして幅をきかせてゆく・・・。 これは、実話を元にしている話です。実話の映画化、そして、マーチン・スコセッシ監督作品は、両方ともあまり好きではないのですが、これはギャングの世界をリアルに描いてあってとても面白かったです。 男の子がギャングの世界に憧れる気持ちは、よく分かりますね。あくせく働かなくても、お金が集まってくるし、みんながヘイコラするのですから。 でも、彼らの仲間でいることは、また、常に緊張感を強いられることでもあり、そこのところが、前半に出てくるヘンリーとトミーらが酒場で冗談を言い合っているところによく現れていました。 ちょっとしたことが、即、自分の命に関わってくるかもしれないという緊張感は、耐え難いものがありますねぇ。 また、面白かったのが、女性の目から見たギャングの世界。 普通の家庭で育ったカレンがヘンリーと結婚した時の結婚式の模様とか、その後、何かというと集まる、ギャングファミリーとか、結構面白かったです。 アカデミー助演男優賞を獲得したジョー・ペシが演じたすぐ切れるトミー。ギャングならお手の物のロバート・デ・ニーロ。そして、場の雰囲気をつかむのがうまい天性のギャング、ヘンリーを演じるレイ・リオッタ。それぞれが名演技です。 なんとジミーが出獄するのは、2004年。仮釈放されてなかったら今年なんですね〜。(2004,03,06) |
グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 1997年 アメリカ ドラマ |
<監督>ガス・ヴァン・サント <出演>ロビン・ウィリアムズ 、マッド・デイモン、ベン・アフレック <賞>アカデミー助演男優賞(ロビン・ウィリアムズ)、脚本賞(マッド・デイモン、ベン・アフレック) <内容>心に深い傷を持った天才青年と、彼を、温かく見守るセラピストとの、心の交流。 数多く、アカデミー賞に、ノミネートされ、一躍、マット・デイモンと、ベン・アフレックを、有名にした作品。(1999.11) |
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グッドモーニング・バビロン! 1987年 イタリア・フランス・アメリカ |
<監督>パオロ・タヴィアーニ , ヴィットリオ・タヴィアーニ <出演>ヴィンセント・スパーノ , ヨアキム・デ・アルメイダ , チャールズ・ダンス <内容>1913年、イタリア・トスカーナ地方。「奇蹟の聖堂」の修復が完成し、その祝いの席で、修復を監督したボナンニ家の棟梁は、家業の倒産を皆に告げる。彼の息子で、天才技師ニコラ(ヴィンセント・スパーノ)とアンドレア(ヨアキム・デ・アルメイダ)は、新天地を求めて、映画の都ハリウッドに向かうが・・・。 双子のように仲のよいニコラとアンドレア。途中は、まるでファンタジーのような話でした。二人で力を合わせて出世していくのは分かるとしても、結婚相手まであっさりと仲のいい二人(ひょっとして姉妹?)と、うまくくっついてしまいます。 そんな二人の仲が、ある悲劇によって、引き裂かれてしまうのです。ここからは、一気に悲惨な話になるのですが、二人を分かつ理由が、二人は平等でないと言うことなのです。これは、少々納得いきません。いくら仲がよい兄弟でも、平等でないことは、例のくじでも明らかなのに、何を今更。と思ってしまうのでありました。 同じ才能を与えられた事だけでも、幸せなのにねぇ。 面白いなぁと思ったのは、この当時(1910年代)の映画撮影方法。映像と一緒に音楽までライブで撮ってしまったんですねぇ。それにカメラは手回し!(^^)。これは大変だわ。そして、彼らの作った、巨大な象も、さすがになかなかの迫力でした。 ここに出てくる監督、D・W・グリフィスと、作品「イントレランス」は、実在のもので、なんでもこの監督は、「映画の父」と言われる偉い御方らしいです。全然存じ上げませんでしたーー(^^;。 この「イントレランス」は、<バビロン篇>、<ユダヤ篇>、<中世篇>、<現代篇>と別れていて、おそらくあの象を使う撮影風景は、<バビロン篇>。だから、「グッドモーニング・バビロン!」のバビロンは、ここから取られたのかなぁと、推測しますが、どうなのでしょうか。 ストーリーはメルヘンチックで、ラストは悲惨と、なかなか波瀾万丈なものでしたが、それはともかく、この二人の兄弟役を演じたヴィンセント・スパーノと、 ヨアキム・デ・アルメイダの二人が、とても魅力的でありました。(2004,11,29) |
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グッバイ・モロッコ 1998年 イギリス・フランス ロマンス |
<監督>ギリーズ・マッキノン <出演>ケイト・ウィンスレット、 サイード・タグマウイ <内容>1972年、25歳のジュリア(ケイト・ウィンスレット)は、恋に破れ、二人の娘を伴ってモロッコに住み着いていた。そこで彼女はイスラム神秘主義の教義に触れることを熱望していた。しかし自我の出てきた8歳の娘ビーは、ジュリアに反発するようになる。そこで、ジュリアは、知り合いにビーを預け、妹のルーシーだけを連れて、長老のいるアルジェリアへと向かう。 夢判断で有名なフロイトの孫娘、エスター・フロイトが著した少女時代の思い出が元になっているそうです。イギリスの有名詩人との愛に疲れたジュリアが、25歳にして幼い娘二人を連れてモロッコで生活している。このこと自体、すごいことですね〜。生活は、イギリスからの送金に頼ってはいるものの、異文化の中でたくましく生きていることに、共感(というか、尊敬)してしまいます。また、この二人の娘が溌剌としていて、かわいいこと!母親がたくましいと、子供にも、もちろん影響するんですよね。 イスラム神秘主義の長老に会って、彼女が何に開眼したのかは、よく分かりませんが、彼女のような生き方に、憧れてしまいます。 主演のケイト・ウィンスレットが、大ブレークした「タイタニック」の次に選んだのが、この作品です。あれほどのヒット作に出た彼女が、何のためらいもなく、このような非メジャー作品に出演したことで、当時、私の中の彼女への評価が一段上がったのでした。(2002,11,15) |
グッバイ、レーニン! 2003年 ドイツ コメディー・ロマンス |
<監督>ヴォルフガング・ベッカー <キャスト>ダニエル・ブリュール , カトリーン・ザース , チュルパン・ハマートヴァ <ストーリー>1989年。東ベルリンに住むアレックスの父は、10年前、西側に女を作って、亡命してしまう。その後、彼は、残された母、クリスティアーネと、姉のアリアーネの3人で暮らしていたが、ある日、反社会主義のデモに参加する彼の姿を見て、母は、心臓発作を起こして倒れてしまう・・・。そして、8ヶ月後、母の意識は戻るのだったが・・・。 お母さんが昏睡状態に陥っていたのは、たった8ヶ月だったんですね。もっと長い時間、昏睡状態だったのかと、思っていました。その間の、あまりにも急激な変化。それは、たとえ、昏睡状態に陥っていなくても、心臓に悪い変化だったに違いありません。もちろん、いい意味での変化ですが・・・。 今見ると、旧東ドイツの生活のすごさに、目を見張ります。車を注文してから手元に来るまでが12〜15年だったり、衣料品が支給制だったり。その代わり、教育費、医療費は、無料で、それなりに貯金も出来たそうです。だから、一概に悪いところばかりではありませんよね。それにしても、昏睡する前のお母さんが、陳情する内容には、笑ってしまいました(^^)。 そんな生活のあまりにも急激な変化が、また、心臓に負担を掛けるのではないかと、アレックスが起こした行動は、あまりにも突飛でした。でも、それは、一人で子供を育ててくれた母親への深い愛情でもあったのでしょうね。 それにしても、彼の努力の、涙ぐましいこと!(^^)。 ちょっとやり過ぎかなとも思いましたが、一度始めたら、やめる事はできませんね。もし、お母さんに、事の真実がばれてしまったら、二重のショックを与えてしまうはずです。 途中までは、何もそこまでやらなくとも・・・と呆れていた私も、中盤からは、逆に、アレックスを応援していました。TVニュースまで作ってしまう彼らには、ほんと、恐れ入りました(^^)。 ラストは、皆のお互いへの深い愛情を感ぜずにはいられませんでした。(2005,04,21) |
グッバイガール 1977年 アメリカ コメディー・ロマンス |
<監督>ハーバート・ロス <出演>リチャード・ドレイファス、 マーシャ・メイソン、 クィン・カミングス <賞>アカデミー主演男優賞(リチャード・ドレイファス) <内容>ニューヨークに住む子持ちのポーラは、また、男に逃げられてしまった。しかも、住んでいたアパートも、彼の友達のエリオット(リチャード・ドレイファス)の物となっていて、追い出されそうになる。行く当てのないポーラは、しかたなしに、エリオットと、共同生活をすることになるのだが・・・。 男に捨てられて、落ち込んでいる母親を気丈に慰めるしっかり娘が、かわいかったです。それから、エリオットの、屋上での恋の演出や、娘のための花で飾った馬車!!(^^)が、なかなかおしゃれでした。やっぱり、ロマンチックな設定には、女性は、弱いのよね(^^)。それに、所々に出てきた、映画や、演劇のセリフ、たぶん、ほんの一部しか分からなかったのだと思うけれど、面白かったです。(2002.03) |
靴をなくした天使 1992年 アメリカ |
<監督>スティーヴン・フリアーズ <出演>ダスティン・ホフマン , ジーナ・デイヴィス , アンディ・ガルシア , ジョーン・キューザック <内容>窃盗の罪で、服役が免れないバーニー(ダスティン・ホフマン)は、離婚した妻の元にいる息子に会いに出かけるのだが、途中で飛行機の墜落現場に遭遇する。100ドルの靴を気にしつつも、乗員を助け出し、そのまま息子の元に急ぐのだが、怒った妻に相手にされず、会う事が出来なかった。一方、偶然、墜落事故に巻き込まれたTVリポーター、ゲイル(ジーナ・デイヴィス)は、皆を助け出し、そのまま消えてしまった男をヒーローとして大々的に取り上げるのだった・・・。 ダスティン・ホフマンが何とも言えない、いい味を出しています。前半は、手癖が悪く、どうしようもないダメ男として描かれていますが、ラスト近くに、ああ、こうゆう人だったんだと、何となく胸のあたりが暖かくなりました。それにしても、大金を積んで浮浪者のバーバーを一躍ヒーローに祭り上げてしまうマスコミ、そして、それにのせられてしまう大衆、なんだか怖いですねぇ。アンディー・ガルシアが、「大統領にでもなったつもりか」と評されるあたり、自分たちが仕掛けておいて、そんな無責任な(^^;。原題は「HERO」ですが、この邦題、なかなか、いいですね〜(^^)。(2003,02,13) |
蜘蛛女 1993年 アメリカ サスペンス・犯罪 |
<監督>ピーター・メダック <出演>ゲイリー・オールドマン , レナ・オリン , アナベラ・シオラ , ジュリエット・ルイス ロイ・シャイダー , ジェームズ・クロムウェル , ウィル・パットン <内容>ジャック(ゲイリー・オールドマン)は、マフィアに警察内部の情報を流して私腹を肥やす悪徳警官。そのマフィアも恐れる女、モナ(レナ・オリン)の抹殺を企む組織は、ジャックにモナの情報を流すように命令する。いつものように情報を流したジャックだったが、それが、ガセネタだったことが分かり、彼自身が、マフィアに命を狙われる。必死にモナの行方を追うジャックだが・・・。 ずっと見たかったゲイリー・オールドマン出演のこの作品、やっと見ることが出来ました。 いつも壊れているゲイリーですが(^^;、この映画の彼は、ワルの役だけれど、それほど壊れていません。いい演技をしていますね〜。男のいい加減さと、ささやかな楽しみと、欲望と、悲しみ・・・それぞれを、上質に演じています。しびれるぞ、ゲイリー!。 こつこつとお金を貯めていた彼の願いは、本当は、何だったのでしょう。それが、いつしかお金を貯めること自体が楽しみになってしまったのが、彼の悲劇です。そして、悪党だけど、悪党になりきれない善良な面も持っているのも、悲しかったです。最後の方で、お金を隠しているところをじっと窓から見ていた人影は、彼の妻だったのかな。あれは、その後、どこにつながるのか、ちょっと分かりませんでしたけど、ちょっと、もの悲しかったですね。 レナ・オリンは、相変わらずのすごい演技で、この役にぴったり。パ○ツ丸出しでのアクション、なかなかのものでした(^^)。おまけにこの邦題は、いけてます(原題「ROMEO IS BLEEDING」もいいけどね)。でも、あんなお色気で男を惑わす女マフィアって、アリなのでしょうか??男は、所詮バカなのよ。って感じでしたね・・・(しみじみ)。 ラストも、なかなかよかったです・・・。ちょっと泣きそうでした。(2003,04,13) |
雲の中で散歩 1995年 アメリカ ドラマ |
<監督>アルフォンソ・アラウ <出演>キアヌ・リーブス、アイタナ・サンチェス=ギヨン , フレディ・ロドリゲス , アンソニー・クイン <内容>葡萄園炎上。大戦が終わり、帰還してきたポールは、待っているはずの妻に、裏切られて、旅を続けていた。そんな時に、偶然出会った娘の恋人と装って、その父親に会うことになった。 端正なキアヌ・リーブス、ファンの人は、必見!(^^)。(1999.03) |
クライ・ベイビー 1990年 アメリカ 青春 |
<監督>ジョン・ウォーターズ <出演>ジョニー・デップ , エイミー・ロケイン , ウィレム・デフォー <内容>山の手のお嬢様アリスン(エイミー・ロケイン)は、予防注射接種の時に、不良グループのリーダー、ウェイド(クライ・ベイビー)(ジョニー・デップ)に一目惚れしてしまう。ある日、不良仲間達が集まるパーティーに、アリスンが誘われて行くと、それに怒った山の手の若者達が、パーティーに襲撃をかけ、クライ・ベイビーが、警察に逮捕されてしまう・・・。 ひと味もふた味も違うような人たちが出てくるジョン・ウォーターズ監督作品で、しかも、若くて可愛いジョニー・デップ初主演作です。 なんといっても見所は、ジョニー・デップ。 歌って(吹き替えらしいですが・・・)、踊って、ギターを弾いて、バイクに乗って・・・。もう、若さ爆発!(^^)・・・といっても、もうこの時彼、27歳なんですね〜〜。意外と、遅咲きだったんですね。 あと、彼のまわりにつるんでいる不良仲間・・・(^^;。なんと凄い迫力の人たちでしょう!(^^; 特に、ハチェット役の女優さんには、目が釘付け(^^)。凄い迫力ですねぇ(^^;。牛も逃げ出すし・・・(^^)。 カメオ出演のウィレム・デフォーも、楽しそうに看守を演じています(^^)。 ストーリーは、よくある青春物で退屈だけど、ミュージカルのくささがたまらない(かもしれない)快作です(^^)。(2003,08,19) |
クライム・アンド・パニッシュメント 2000年 アメリカ ロマンス・サスペンス |
<監督>ロブ・シュミット <出演>モニカ・キーナ , ヴィンセント・カーシーザー , エレン・バーキン , マイケル・アイアンサイド , ジェフリー・ライト , ニッキー・エイコックス <内容>内気な少年ヴィンセント(ヴィンセント・カーシーザー)は、同じ高校で、魅力的な女生徒ロザンヌ(モニカ・キーナ)に憧れていて、カメラで隠し撮りをする毎日。一方、ロザンヌの両親は仲が悪く、母親マギー(エレン・バーキン)の不倫がきっかけで、マギーは家を出てしまう。義父フレッド(マイケル・アイアンサイド)とふたりだけで生活する事になったロザンヌは、ある晩、酔った義父に襲われてしまう・・・。 ロシアの文豪、ドストエフスキーの「罪と罰」を大胆にアレンジしたというこの作品、全然違うような気もするけど、何せ「罪と罰」は、学生時代に途中で、挫折した本なので、大きな事は言えません(^^;。 この映画の見所は、なんと言っても、ヴィンセント・カーシーザー!!いったい、あなた、何処でどうしてたの?っと、思わず聞きたくなってしまいました(^^)。 相変わらずの美青年ぶりでこのまま大人にならないでと願いたいですが、ラストは、うっすらヒゲが生えてたーーー(^^;。 物語は、名作のアレンジといっても、あまり突拍子もないということはありません。 しかし、さかんに、父親のことを義父、義父というので、なんらかの悲劇があることがすぐに予想出来てしまいます。この父親、いかにもって感じだったし・・・(^^;。 彼女の動機は、よく分かりましたが、恋人が、あんなにも簡単に彼女の協力してしまうのは納得出来ません。自分の一生を左右するようなことなのに・・・。恋は、盲目って事でしょうかねぇ。 主演のモニカ・キーナは、なかなかにキュートで、また、迫力あるボディーの持ち主で、学園で人気者の美少女役が、ぴったりですね〜。でも、後半になってからの彼女の心の動きが、分かるようで、分からなかったです。恋人のジミーの気持ちは、よ〜く分かりましたがね(^^)。(2003,12,16) |
クライム&ダイヤモンド 2001年 アメリカ・カナダ サスペンス・犯罪・コメディー |
<監督>クリス・ヴァー・ヴェル <出演>クリスチャン・スレイター , ティム・アレン , リチャード・ドレイファス , ビリー・コノリー <内容>ホテルの部屋のドアを開けたとたん、殺し屋の毒舌ジム(ティム・アレン)にピストルを突きつけられたフィンチ(クリスチャン・スレイター)。報酬がジムの口座に振り込まれるまでの90分の間、フィンチは、これまでの経緯をジムに語り始めた・・・。 いやぁ、なかなかおしゃれで、面白かったです。 最初は、何がどうなっているのか混乱しましたが、観ているうちにどんどん引き込まれました。 映画好きな殺し屋が出てくるのが何とも憎いですねぇ。 名作の名シーンの再現とかされたら、映画好きは、もうそれだけで顔がほころんでしまいます(^^)。実は、私の未見の映画ばかりだったのですが、それでも、とても楽しめました。 また、それ以上に、フィンチの語る話もよく出来ているので、バランスもよく取れていました。ラストまで丁寧に作られた映画という気がします。 フィンチ役のクリスチャン・スレイターも、味のあるいい俳優になってましたね〜。今までの彼の作品の中でも、一番いいかも知れません。 中盤ぐらいから、急に頭痛に苦しめられました。それがなかったら、もっと楽しめたでしょうに、ちょっと残念。もう一度じっくり見てみたいです。(2004,01,14) |
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クライング・ゲーム 1992年 イギリス サスペンス |
<監督>ニール・ジョーダン <出演>スティーヴン・レイ , ミランダ・リチャードソン , フォレスト・ウィッテカー , ジェイ・デヴィッドソン <内容>IRAは、捕まった仲間との交換にするために、イギリス兵ジョディ(フォレスト・ウィッテカー)を誘拐する。人質の見張りに立ったフォーガス(スティーヴン・レイ)は、いつしかジョディの人柄に惹かれ、彼の恋人の話に耳を傾けていた。そして、事故で死んだジョディの言葉通りに、彼の恋人デイル(ジェイ・デヴィッドソン)に会いに行くのだが・・・。 フォーガスと共に、私もびっくりしました!!(^^;。言われてみれば、それなりの伏線もあったんですけどね〜。 何が起こったのか分からず、思わず、同じ箇所を再び再生して見てしまいました(^^)。 まあ、それは、おいといて・・・。 はじめは、どうだかなぁと思いながら見ていたのです。顔を隠されたフォレスト・ウィッテカーの、プヨプヨ体を見るのが、少々不本意だったのです。他に知っている俳優さんもいなかったし。でも、フォーガス同様、いつしか、彼の話に、引き込まれてゆきました。ここで、心をグッと捕まれたら、あとは、幸せな映画鑑賞タイムとなるでしょう(^^)。 その後のデイルとの関係は、切なくて、つらい。でも、どうしようもない真実。私には、分かるようで、分からない世界ですが、見ていて、抵抗はなかったです。 それにしても、すごいなぁ、ジェイ・デヴィッドソンーーーー(^^)。 最初と最後の歌がペアになってるようで、しゃれてましたね〜(^^)。 映画の解説をしていた浜村淳さんによると、アメリカでは、最初一館だけの上映だったそうですが、評判が評判を呼んで、上映館が拡大し、最終的には、アカデミー賞に、数多くノミネートされ、脚本賞を受賞したのでした。(2004,01,22) |
グラスハープ/草の竪琴 1995年 アメリカ |
<監督>チャールズ・マッソー <出演>エドワード・ファーロング , パイパー・ローリー , シシー・スペイセク , ウォルター・マッソー, ジャック・レモン, ショーン・パトリック・フラナリー , メアリー・スティーンバージェン , ロディ・マクドウォール <内容>両親を次々と亡くしたコリン(エドワード・ファーロング)は親戚の家に引き取られることになった。その家には、ハーブで秘伝の薬を作る姉ドリーと、やり手の実業家の妹ベレーナ、そして、黒人の料理人の3人の女性が住んでいた。ある時、ベレーナがドリーの許可なく、彼女の薬を製造販売することを計画し、それが元で姉妹喧嘩となり、コリン達は家出を決意する。 田舎町におこったちょっとした事件を、優しく繊細に描いています。 変化のない生活の中で、些細な出来事でも人々の噂に上り、皆に注目されてしまうような日々。そのような中で、ひっそりと暮らしている人々。それでも、少しずつ、変化はあるのです。少年だったコリンも成長し、ガールフレンドが出来る年頃になり、ベレーナはドリーの薬が評判になっていると知ると、大々的に売り出そうとする。そして、子供を14人もつれたふしだらな?布教芸人?もやってくる・・・。そんなこんなで、町の人が対立してしまうのですが、それもこれも、一段落すれば、皆、又元通り仲良く、静かに暮らし始めるのです。 主演は、エドワード・ファーロングですが、脇を固めるのが、皆芸達者な豪華俳優さん達で、それだけでも十分楽しめます。「処刑人」のショーン・パトリック・フラナリーも出てました。彼、10代の役なのに、この時すでに30歳。でも、かっこいいねぇ(^^)。誰かに似てると思ったら、ベッカムに似てるのね、彼。似てない?(^^)。 姉妹役のパイパー・ローリーとシシー・スペイセクは、あのホラーの金字塔「キャリー」で、親子を演じた二人なんですね。月日の流れを感じますね〜。 少し前まで、ハリウッド大作しか見ていなかった私ですが、この頃、このような、静かで、素敵な映画も楽しめるようになってきました。(2003,01,30) |
クラッシュ 1996年 カナダ スリラー |
<監督>デヴィッド・クローネンバーグ <出演>ジェームズ・スペイダー , ホリー・ハンター , デボラ・カーラ・アンガー , ロザンナ・アークエット <内容>CFプロデューサーのジェームス(ジェームズ・スペイダー)はハイウェイで事故を起こし重傷を負う。相手の運転手は死亡し、同乗していたその妻、ヘレン(ホリー・ハンター)とは同じ病院で再会した。退院後、二人は、再び、事故車の置かれていた廃車置き場で出会い、事故の瞬間を思い出して、性的興奮を感じ合うのだった・・・。。 交通事故の再現ショーのあたりから完全について行けなくなりました(^^;。この人たちの趣味を理解することは全然出来なかったです。どうも、私は、この監督のグロさが苦手ですーー。 出演は、上記の通り結構豪華なので、期待してました。 女優さんも、この監督ならばと、いうことなのか、SEXシーンも、驚くほど大胆に演じています。 私のお目当てのジェームズ・スペイダーも、相変わらず、とっても素敵〜〜(^^)。この頃の彼は、本当に美しいです。 でも、彼の登場シーンで、私は、思わず早送りにしてしまったところがあります。見るに耐えなかったですーー(T_T)。 今まで、一度として、映画を早送りで見るなんてしたことがなかったのに・・・(^^;。 こんなに素敵なジェームズなのに、彼って、本当に、いい映画に恵まれないのよねーーー。(2004,07,21) |
グラディエーター 2000年 アメリカ アクション |
<監督>リドリー・スコット <出演>ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス, コニー・ニールセン , ジャイモン・フンスー , トミー・フラナガン <内容>ローマ時代、歴戦の英雄マキシマス(ラッセル・クロウ)は、皇帝に、絶大な、信頼をおかれていたが、皇帝の死後、その息子コモデゥス(ホアキン・フェニックス)に、処刑されそうになる。 ○スペクタクル大作。戦闘シーンも、迫力満点。(2000.07) ○この手のスペクタクルものっていうのは、最近では、ほんと珍しくて、その点でも、見応えがあります。 重厚な闘いのシーン。あの重そうな鎧を見ると、あの重々しい戦い方がリアルに感じます。最近のアクションものは、それに比べると、跳んだりはねたり、あまりにも、軽い感じですよね。 映像も美しいです。マキシマスの悲しみが胸を打ちました。 そして、あの憎々しげなコモデゥス。ほんと、憎たらしいーー。 それにしても、一番思慮が足りなかったのは、殺された皇帝でしょう。全ては彼のせいのような気がします。後継者を決める時には、もっとあちこちに配慮しなくっちゃね。(2003,11,02) |
グラン・ブルー/オリジナル・バージョン 1988年 フランス 青春 |
<監督>リュック・ベッソン <出演>ロザンナ・アークエット、ジャン=マルク・バール、ジャン・レノ , セルジオ・カステリット <内容>ギリシャの海で育った幼なじみの二人ジャック(ジャン=マルク・バール)と、エンゾ(ジャン・レノ)が、素潜りの世界大会で再会する。そして、子供の時のように、素潜りの記録をかけて競い合う。 う〜ん、いい映画でした。海の美しさ、男達の友情、イルカとのたわむれ、映像の中に引き込まれるような映画でした。このオリジナルバージョンは、公開時にカットされたシーン49分間分を復元して作ったそうです。この映画のどこを49分間もカットしたんだろう・・・?たぶん、海のシーンを大幅にカットしたんだろうけれど、それこそが、この映画のすばらしいところなのです。ジャックと楽しげにお話しするイルカたちのかわいいこと!!!!。彼らのように、好きなことだけをして、生きていられたら、こんなにすばらしいことはないでしょうね〜。ジャン・レノは、この映画で、世界的にブレイクしたそうです。 |
グリーン・カード 1990年 アメリカ・フランス・オーストラリア コメディー・ロマンス |
<監督>ピーター・ウィアー <出演>ジェラール・ドパルデュー , アンディ・マクダウェル <内容>庭付きのアパートに入居したいブロンティー(アンディ・マクダウェル)と、アメリカでの永住権、グリーン・カードを欲しいジョージ(ジェラール・ドパルデュー)は、ある人物を介して偽装結婚する。二人は書類上だけの結婚と割り切っていたが、移民局の調査が入ることになって大あわて。「夫婦」になるために口裏合わせをしようとするのだが・・・。 フランスを代表する俳優ジェラール・ドパルデューが今と大分、体型も顔つきも違っててびっくりしました。それもそうですよね14年前の映画です。まだこの頃は、かろうじてロマンス映画も出来たんですね、彼(^^)。 グリーン・カードの取得の厳しさに、まずはびっくりです。外国人との結婚って、こんなに厳しく調査されるんですね〜。そういえば、日本でも、外国女性、特にフィリピンなどの国の女性と結婚するのは、なかなか大変なのだそうです。 それにしても、結婚しているはずのジョージが、その家のトイレの位置さえも分からないのは、ちょっとまずかったですよね(^^)。 ジョージのグリーン・カード取得に比べてブロンティーの偽装結婚の動機は、ちょっと弱いですよね。なんでそんな庭付きのアパートにこだわるのか、はじめは、分かりませんでした。だって、ボランティアで、いつも緑の中にいるのに・・・。それとも、庭の手入れをする約束で、家賃がタダだったのかな?! まあ、都会の真ん中で緑に囲まれた生活というのは、この上なく贅沢なのかも知れませんね。 ストーリー的には、筋がすぐ分かってしまう単純なものでしたが、主演二人の個性で、楽しく見ることが出来ました。アンディー・マクダウェルは、私の好きな女優さんのひとりです。(2004,08,16) |
グリーン・デスティニー 2000年 アメリカ・中国 アクション・ロマンス オフィシャルサイト |
<監督>アン・リー <出演>チョウ・ユンファ、ミシェール・ヨー、チャン・ツィイー , チャン・チェン <内容>剣の名手ムーバイは、伝説の名剣グリーン・デスティニーを手放し、愛する人と、静かな生活をしようとするが、その名剣が、盗まれた上、自分の師匠の仇を見つけたため、また、戦いの場に戻る。 アカデミー賞に、たくさんノミネートされた話題作だったので、是非とも見たかった作品です。ワイヤーアクション?を多用して、この世の者とも思われない身軽さで、戦います。どの戦いのシーンも見事ですが、特に、チャン・ツィイーと、ミシェル・ヨーの女性二人の戦いが、すごかったですね。彼女たちは、日本で言う、アクションクラブのようなものに、所属しているのでしょうか?ただの女優さんでは、あの動きは、無理なのでは?チャン・ツィイーは、中国のダンスコンテストで、優勝という経歴の持ち主です。(2001.10) |
グリーンフィンガーズ 2000年 イギリス・アメリカ コメディー |
<監督>ジョエル・ハーシュマン <出演>クライヴ・オーウェン、 ヘレン・ミレン <内容>イギリス。開放的な刑務所エッジフィールドに、ひとりの男コリンが移送されてきた。彼は、従順だが、無気力で、まるで人生をあきらめているかのようだった。そこで、所長は彼に庭造りをすることを命じてみると・・・。 実話だそうです。すごいですね、こんな開放的な刑務所があるなんて!映画で見る限り、門も開いてるし、守衛もいない。日本では考えられないことでしょう。そんな刑務所でも、受刑者達は、その信頼に応えるがごとく黙々と刑期を過ごすのでした。そして、刑務所とガーデニング。この一見不似合いなコントラストがまた面白かったです。ガーデニングは奥が深く、いかにもイギリス的な感じもしました。そして草木を慈しんで育てる心は、受刑者にいい影響を与えるというのもうなずけました。ただ、コンテストに出るために、また、受刑者になってしまうっていうのは、困った物ですが・・・(^^;。人生をあきらめた男が、ガーデニングに目覚めて、人生にも意欲的になるなんて、なんて、いい話なんでしょう(^^)。ヘレン・ミレンも、役柄ぴったりで、よかったです。(2002,12,09) |
グリーンマイル 1999年 アメリカ ドラマ |
<監督>フランク・ダラボン <出演>トム・ハンクス 、デヴィッド・モース , ジェームズ・クロムウェル , ボニー・ハント , ハリー・ディーン・スタントン , パトリシア・クラークソン <内容>スティーブン・キング原作。刑務所の死刑囚房の看守のポールは重い尿道炎に冒されて苦しんでいた。そんな彼の元に、少女2人を殺害した罪で死刑囚コーフィが送られてくる。そして、ポールは、自分の病気が、彼の不思議な力によって、完治したことを知って、驚く。 ○大好きなスティーブン・キング原作です。本が出版された時は、月に一度、しかも、文庫で出版という変則的な販売方法で、戸惑いつつ、6ヶ月間、毎月楽しみに読んでいました。 前に見た時にも書きましたが、映画は、原作に忠実で、キングファンも、満足ではないでしょうか。 死刑執行のシーンもリアルで、これは、見ていて辛い人も多いでしょうねぇ。その代わり、コーフィが不思議な力を発揮するシーンでは、鳥肌が立つほど感動しました。真実が分かっても助けられないなんて、悲しいですねぇ。俳優さん達は、皆さん適材適所で、素晴らしかったです。(2003,12) ○感動作。原作に、忠実に作られてて、嬉しかった。(2000.06) |
クリクリのいた夏 1999年 フランス ファミリー |
<監督>ジャン・ベッケル <出演>ジャック・ガンブラン、 ジャック・ビルレ, ミシェル・セロー , アンドレ・デュソリエ , エリック・カントナ <内容>12年前、復員兵のガリスは沼地に住む家を得た彼は、隣に住むリトン一家と、スズランや、エスカルゴ、カエルなどを捕って町で売る、貧しいが、自由な生活を楽しんでいた。しかし、酒癖の悪いリトンが町で事件を起こす・・・。 自由な生活・・・それを味わうには、やはり心の豊かさも必要なようです。その点、この主人公のガリスは、自由人そのものです。季節にあった、その時々の仕事をしながら、しっかり生きていく。うらやましいですね〜。でも、私にそんな機会が与えられたとき、果たして、その生活に満足できるのか、はなはだ疑問です。やはり、町にかぶってゆく帽子を欲しがったりするのかも。豊かな心を持った豊かな人になりたい・・・。ぎすぎすした生活に疲れた人は、是非どうぞ。ラストが、これまたいいのです(^^)。(2002.06) |
クリスティーナの好きなコト 2002年 アメリカ コメディー・ロマンス |
<監督>ロジャー・カンブル <出演>キャメロン・ディアス , クリスティナ・アップルゲイト , セルマ・ブレア , トーマス・ジェーン , ジョニー・メスナー , パーカー・ポージー , ジェイソン・ベイトマン , フランク・グリロ <内容>28歳のクリスティーナは、「本気の恋より気軽な恋」を信条に、軽いのりで恋愛を楽しんできた。ある日、失恋して落ち込んでいる友達のセルマをクラブに連れ出した彼女は、あるきっかけからピーターと出会う。いつになく本当に恋に落ちてしまったクリスティーナは、サマセットまで彼を追いかけるのだが・・・。 もう、噂どおりの下ネタ満載!(^^)。ペ○○の歌なんかをみんなで歌って踊っちゃうんだから、お下品ネタの嫌いな人には、卒倒もんでしょう(^^;。 でも、私は、この明るさが、好きでした。女の子同士のこんな開けっぴろげな話、楽しいよね〜〜・・・よね?(^^;。 特に、お笑いキャラに徹したセルマ・ブレア、なかなかいけてます。 彼女、「キューティーブロンド」では、超真面目な学生に扮しているのに、この映画では、こんなことして!(^^;。ピアス事件のアップの彼女には、笑いすぎて泣けました(^^)。 キャメロン・ディアスも、もちろん相変わらずのすばらしいスタイル!いいなぁ、あの足!(2003,10,11) |
クリスマス・イブ 2000年 日本 サスペンス・ホラー |
<監督>雑賀俊郎 <原作>岡嶋二人著「クリスマス・イブ」 <出演>黒坂真美 、 山村アキラ、 下絛アトム, 玉木宏 <内容>クリスマス・イヴの夜、敦子は友人の喬二とともに、クリスマスパーティーが行われる雪の山荘に向かっていた。しかし、現地に到着したものの、山荘には、明かりも点いていない。自分たちをびっくりさせるための演出だと思った二人は、山荘の中に入って行くが、そこには、友人たちの死体があった・・・。 私の好きな作家の一人、岡嶋二人さんの原作です。彼には珍しい、人がザクザクと殺されるホラーです。この本を読んだ時は、あまりの怖さに、一晩で読んでしまいました(^^;。で、映画ですが、今まで何回、日本映画にがっかりさせられたかなぁと、指折り数えさせられました。いくらホラーでも、これでは、原作がかわいそう。せめて、○○サスペンス劇場のような、素直な作りにして欲しかった。構成を凝って作ってある・・・ようなのですが、それが、原因で、わかりにくくなっているし、様々な小技が、残念ながら、全部安っぽくて、全然恐怖を感じません。日本の映画は、まだまだ試行錯誤状態なのでしょうか・・・?(2002.09.01) |
グリフターズ 詐欺師たち 1990年 アメリカ 犯罪・スリラー |
<監督>スティーヴン・フリアーズ <キャスト>ジョン・キューザック , アンジェリカ・ヒューストン , アネット・ベニング , ザンダー・バークレイ , J・T・ウォルシュ <ストーリー>詐欺師のロイ(ジョン・キューザック)は、ドジって殴られてしまう。そんなロイを見つけて病院に運び込んだのは、彼を14歳の時に産んだ、母親のリリー(アンジェリカ・ヒューストン)だった。リリーは、各地の競馬場で、ノミ屋をしている詐欺師で、ロイを見舞いに来た恋人のマイラ(アネット・ベニング)もまた、成金から金を巻き上げる詐欺師だった。この3人の生き様を描く人間ドラマ。 裏街道を歩く3人の仕事と、微妙な関係。シリアスなんだけど、なんだか笑えてくるのは、所詮、人生なんて、滑稽なもの、という意図を感じるからでしょうか。 小手先のしょぼい詐欺をはたらく、小物のロイ。この役に、ジョン・キューザックを持ってきたのは、正解だったのか、どうなのか。あまりにもひねりのないイメージ通りの役でしたねぇ。彼は、決して、大物の詐欺師になりそうに見えません。 ロイを14歳で産んだリリー役のアンジェリカ・ヒューストンは、長年、裏街道を歩いている割に・・・と言うか、だからなのかもしれないけれど、あまりしたたかに見えませんでした。なんだか悲壮感漂っていましたし、やたらに背が高いのが、違和感ありました。こちらが「アダムス・ファミリー」のイメージで見てしまうのがいけないのかもしれませんが、この作品は、その1年前の作品です。 結構驚いたのが、ロイの恋人マイラ役のアネット・ベニング。マリリン・モンローばりの色っぽさにびっくりです。今の彼女からはちょっと、想像できませんでしたねぇ。 出だしの映像が凝っていて、どんなおしゃれな話を見せてくれるのかと、期待した割に、そうでもなくて、ちょっと、がっかりしてしまいました。 製作が、マーティン・スコセッシです。やっぱり、彼の映画って、私の趣味じゃないようです。(2005,06,27) |
クリミナル・ロウ 1989年 アメリカ サスペンス・犯罪 |
<監督>マーティン・キャンベル <出演>ゲイリー・オールドマン、 ケヴィン・ベーコン <内容>弁護士のベンは、連続レイプ殺人の容疑を受けた依頼人マーティンのために無罪判決を勝ち取って、勝利に酔いしれていた。しかし、マーティンが釈放された後も連続殺人が続き、また、マーティンに呼び出された場所で、被害者の第一発見者に自分自身がなることで、重大な疑惑を持つようになる。 珍しく、ゲーリー・オールドマンが、正義の弁護士役でした。でも、彼の瞳に、ちょっと異常性を見てしまうのは、私の偏見でしょうか・・・(^^;。13年前の映画なのに、30年ぐらい前の映画のようなフィルムの感じでした。ラストが、とってもお粗末なので、がっかりです。ケビン・ベーコンが、まだ爽やか系で、そこのところがちょっとめっけもんかな。(2002.04) |
クリムゾン・リバー 2000年 フランス サスペンス |
<監督>マチュー・カソヴィッツ <出演>ジャン・レノ、ヴァンサン・カッセル <内容> アルプスのふもとで見つかった猟奇殺人を思わせる死体。その捜査の担当に、パリから派遣されてきたベテラン警視(ジャン・レノ)があたることになった。また、それとは別の事件が、離れた町で起きていた。調査していくうちに、いつしか、二つの事件が、結びついてゆく。 最初のシーンから、覚悟がいります。猟奇殺人に、拒絶反応を示す方は、見ない方が、賢明です。話が、込み入っていて、ちょっとついてゆくのが、たいへん。あとで、頭を整理しながら、あれは、どうだったんだ、これは、ああだったんだと、やっと理解したところもあります。映画としては、きっと、ハリウッド映画並に、お金がかかっているのでしょうね(^^)。おう!と、手に汗握るシーンも、たくさんありました。山のシーンも、すごかったです。ジャン・レノは、やっぱりいいです(^^)、もうちょっと、私たちにも、事件をわかりやすく説明してほしかったけど・・・。ヴァンサン・カッセルも、ファイトシーン、かっこいい!(^^)。ネタばれ感想が、映画掲示板過去ログにあります(^^)。(2001.01) |
クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち 2004年 フランス スリラー・アクション・犯罪 |
<監督>オリヴィエ・ダーン <出演>ジャン・レノ , ブノワ・マジメル , クリストファー・リー , ジョニー・アリディ <内容>フランス北東部ロレーヌ地方のある修道院で、壁に掲げられたキリスト像から血が流れ出すという事件が起こる。ニーマンス警視(ジャン・レノ)が捜査を開始し、壁に埋め込まれた死体を発見する。一方、麻薬捜査をしているレダ刑事(ブノワ・マジメル)の車の前にキリストそっくりな男が飛び込んでくる。病院にその男を収容するが、不審な男が現れ、彼を殺そうとする・・・。この二つの事件が結びついて、ある陰謀が浮かび上がっくる・・・。 雰囲気ばかりで、なんだかよく分からなかったです。特に宗教が絡むと、宗教心のない私は、分からない私が無知なのか?と自己嫌悪に陥ったりしてしまいます(^^;。 まあ、前作もよく分からなかったのですが、前作には、ベストセラーになったしっかりした原作があるらしいので、原作を読んでみたくなりましたが、今度の作品は、リュック・ベッソン脚本・・・(^^;。なるほどなぁと言えば、なるほどなぁです(^^)。 数日前に埋め込まれた死体からあんなに血がドクドクと流れるものなのか? 超人的な運動能力の黒衣の男を、ちゃんと延々と追いかけてゆくレダも、超人なのか? ニーマンス警視の車を蜂の巣にした要塞?はいったい何で、その後、どうしたのか?それにもまして、あれに何か意味があったのか?(^^; 水の流れる早さより、人間は、早く走れるのか? とか、いっぱいつっこみを入れて見ていました(^^)。なんか私、性格悪くなってきたような気がする・・・(^^;。 前作のヴァンサン・カッセルが出ないのはちょっと寂しかったですが、ブノワ・マジメルも、いい男なので、最後までじっと鑑賞できました(^^)。 でも、ニーマンス警視と、犬の関係も、もうちょっと掘り下げて欲しかったなぁ。それが続編のセオリーでしょうに・・・。(2004,05,29) |
クルーエル・インテンションズ 1999年 アメリカ 青春・サスペンス |
<監督>ロジャー・カンブル <出演>サラ・ミシェル・ゲラー , ライアン・フィリップ , リース・ウィザースプーン , セルマ・ブレア , ジョシュア・ジャクソン , エリック・メビウス, ショーン・パトリック・トーマス <内容>マンハッタンの豪邸に住む義理の姉弟のキャスリン(サラ・ミッシェル・ゲラー)とセバスチャン(ライアン・フィリップ)。有名私立校で生徒会長を務めるキャスリンは、その表の顔とは裏腹に、実は、プレイボーイの弟とともに、残酷な恋愛ゲームを楽しんでいた。 これは、「危険な関係」の三度目の映画化作品です。時代が現代に置き換わっていたので、観る前は気が付きませんでした。でも、見ている最中に、まるで「危険な関係」現代版だわ。と思ったのは、正解だったんですね〜(^^)。 ただ、現代版に置き換わったおかげで、リアルな恋愛ゲームに、居心地が悪かったです。中世という時代だと、今とは倫理観が違うからと、見ているこちらも、ちょっと納得してしまうからでしょうか。 この現代版は、若手実力俳優揃いです。 しかも、私の好きな俳優ばかり(^^)。 おかげで、最後の方は、感情移入してしまって、ちょっと泣いてしまいました。 この手の映画で、泣くとはねぇ(^^;。 リース・ウィザースプーンは、今の大ブレイク前です。まだ、ちょっと太っていて、お尻なんて、ぷりぷり(^^)。かわいいですね〜〜。私は、今の痩せてる彼女より、この頃の方が好きです(^^)。また、この当時から恋人だったライアン・フィリップとのキスシーンは、すごく肉感的で、ちょっと見ているこっちが恥ずかしかったです(^^;。 それから、ただ今マイブームなセルマ・ブレア。この時すでに27歳の彼女ですが、見事にちょっとねじのゆるんだヴァージンを演じています。ますます好きになっちゃいました(^^)。 「クルーエル・インテンションズ」の意味は、原題(「CRUEL INTENTIONS」)そのままで「残酷な意図」。(2003,11,02) |
クルーシブル 1996年 アメリカ ドラマ |
<監督>ニコラス・ハイトナー <出演>ウィノナ・ライダー、ダニエル・デイ=ルイス <内容>17世紀末にマサチューセッツ州セイラムで実際にあった魔女狩り事件を基にした作品。少女アビゲイルは、ジョンとの不倫が妻エリザベスに知られたため、家を出ることになったことに復讐するため、他の少女たちを利用してエリザベスを魔女にし立て上げようとする。 このウィノナ・ライダーが、大好きです。勝ち気で、ちょっとカリスマ的なところが、彼女に、ぴったり。彼女自身も、自信作だと、言っているようです。(1999.01) |
狂っちゃいないぜ 1999年 アメリカ |
<監督>マイク・ニューウェル <出演>ジョン・キューザック、ビリー・ボブ・ソーントン、ケイト・ブランシェット 、アンジェリーナ・ジョリー, ジェイク・ウェバー <内容>超過密飛行スケジュールを、コントロールする航空交通管制官たち。モニターを見ながら多くの人命を預かる彼らには、少しのミスも許されず、毎日、過度のストレスをためてゆく。いつも沈着冷静な管制官ニックの前に、新入りのラッセルが現れたことで、ニックに、新たなストレスが加わった・・・。 日本でも、つい最近、管制官のミスで、危なく大事故が起こるところだったので、興味深く見ました。ストレスから、家庭崩壊する人、カウンセラーに付く人、やっぱり、過酷な仕事です。でも、映画は、何となく、話が散漫で、ラストは、ロマコメみたいな感じで、ちょっと、がっかりかな。俳優さん達は、それぞれ、個性豊かで、楽しかったです。 アンジェリーナ・ジョリーの、お色気は、すごい!(^^;。(2001.06) |
クレイマー、クレイマー 1979年 アメリカ |
<監督>ロバート・ベントン <出演>ダスティン・ホフマン 、 メリル・ストリープ <内容>結婚8年目で、自分らしさを取り戻そうと夫の元を去って行く妻。仕事人間の夫は、まだ幼い息子のために、仕事と、子育ての両方をこなしていかなければならなくなった・・・。 しみじみと考えさせられる作品でした。結婚、出産、そして離婚。その都度繰り返される子供の養育権裁判。人間は、不完全だからこそ面白いのですが、子供の養育権争いだけは、どうしようもない悲しみが残ります。子供を挟んで、途切れた愛情。親同士がまた、前のような関係に戻ることが、一番、子供にとっては幸せなことなのに、それが、叶えられないということは、悲しいことです。メリル・ストリープが、美しいですね。子供を捨てた母親ということで、悪い役所ですけれど、子供への愛情は、十分感じられました。ダスティン・ホフマンは、最初と最後のフレンチトーストのシーンで、子供との時間と関係を見事に表現しています。(2002.09.12) |
紅の豚 1992年 日本 アニメ |
<監督>宮崎駿 <声の出演> 森山周一郎 、 加藤登紀子 <内容>飛行艇を使って船を襲い、金品を奪う空賊が横行していた時代、魔法によって豚の顔にされたポルコは、空賊を退治する一匹狼の賞金稼ぎだった。ポルコが邪魔な空賊達は、アメリカから飛行艇乗りを招いて、ポルコと戦わせようとするが・・・。 何故か今頃見てみました。でも、どこがいいのかちっとも分からなかったです(^^;。だいたい、見る気がしなくて、こんなに時間がたってから見たわけですから、期待もなく見たのですが・・・。宮崎さんって、飛行機(艇)マニアなのかしら?と思ったり・・・(^^)。何で豚になったのか、不可解・・・(^^;。私が、説明の所を見逃したのかしら・・・?(^^;。声優さんの声は渋くて、よかったです(^^)。(2002.05) |
クローサー 2004年 アメリカ ロマンス |
<監督>マイク・ニコルズ <キャスト>ジュリア・ロバーツ , ジュード・ロウ , ナタリー・ポートマン , クライヴ・オーウェン <ストーリー>交通事故にあったアリス(ナタリー・ポートマン)は、ダン(ジュード・ロウ)に助けられ、二人はすぐに恋に落ちる。その後、本を出版したダンは、カメラマンのアンナ(ジュリア・ロバーツ)と出会い、一目惚れしてしまう。しかし、アンナは、ダンのいたずらによって、ラリー(クライヴ・オーウェン)と出会い、恋に落ちるのだった・・・。 恋の始まりと終わり。いかにも、元は、舞台劇という感じの、映画としては、ちょっと珍しい雰囲気を持った映画でした。 珍しいというのは、恋の始めと終わりがあって、途中がないと言うことです。普通、ロマンス映画って、二人の熱々ぶりを余すところなく、描きますもんねぇ。 でも、本当は、恋のはじめと、終わりがもっともドラマティックな所なのかもしれません。 でもですね、やっぱり、違和感がありました。 舞台の場合、舞台そのものは、動かないわけで、見ている者が、最大限に想像力を働かせながら見ていると思うんです。 その点、映画は、舞台設定も、年代設定も、自由自在に描けるだけに、見ている方は、常に受け身の体勢になってしまう。 受け身の体勢で映画を見ている私たちにとって、この映画は、少々、不親切のような気がしたのです。 突然何の説明もなく、時間も、登場人物の心も、変化してしまって、ついて行くのが大変でした。なんか、ぶつ切で、ばらばら感がありましたねぇ。まあ、それが、この映画の持ち味なのかもしれませんが・・・。 でも、それよりなにより、ナタリー・ポートマンのストリッパーというのには、びっくりしました。私の中では、なんとなく、お嬢様女優だった彼女なのに、思い切った役柄!しかも、この映画では、そのヌードシーンを大幅にカットしてあったと言うじゃないですか。映画のシーンだけでも、相当ショッキングだった私なのですが、あれ以上のシーンが、あったとは!!これは、もう、驚きの2乗ですね〜〜(^^;。 「コールドマウンテン」の演技でも思い切った演技で結構びっくりしたのですが、知らないうちに、彼女も、着々と、女優の道を精進していたんですね〜〜。これで、見事、彼女は、ゴールデン・グローブ賞を獲得したんですから、見事ですよね〜!(^^)。 また、クライブ・オーウェンのチャットにも、笑いましたねぇ(^^)。いかにも、あんなことありそうでしょう?それをまた、たやすく信じてしまう彼にも驚きましたが、その後の開き直りにも、彼のあのいやらしい顔つきにも大笑い(^^)。内容が内容だけに、暗闇の中、笑いをかみ殺すのに、苦労しましたーーー(^^)。 その他、ジュード・ロウ、ジュリア・ロバーツを加えた、4人の俳優の競演でしたが、どうも、ジュリアに、精彩がなかったですね。彼女は、こういう役より、やっぱり、大口開けて、元気溌剌な役柄の方が、似合ってるような気がします。完全に、ナタリーに、食われてしまってましたねぇ。(2005,05,21) |
クローサー 2002年 香港・アメリカ アクション・サスペンス |
<監督>コリー・ユン <出演>スー・チー , ヴィッキー・チャオ , カレン・モク <内容>電脳天使と名乗るハッカーによって、セキュリティーを破られたITセキュリティー会社の社長が殺された。実は電脳天使とは、リン(スー・チー)とクワン(ヴィッキー・チャオ)姉妹のことだったのだが、彼女たちを追う刑事の中に、新人刑事コン(カレン・モク)の姿があった。電脳天使とコンは、互いに牽制し合うのだった・・・。 アジア版「チャーリーズ・エンジェル」です。かっこいいスーツを身にまとい、男達と戦いながら目的を達成させるスー・チーのかっこいいこと!(^^)。よく頑張ってました。でも、前半のアクション、特に、スー・チーとカレン・モクとが対決するシーンは、少々アクションが重いですねぇ。「LOVERS」を見たばかりのせいかもしれませんが。 でも、一転、ラスト近くの刀を使ったアクションは、迫力ある殺陣になっていて、なかなか見事でした。相手の男、まるで日本人みたいだ!と思ったら、本当に、日本人の俳優、倉田保昭でした。こんな所で、日本人も頑張っているんですね〜! あと、スー・チーの妹役のヴィッキー・チャオも、とってもキュート!3人のタイプの違う美女が、セクシーなアクションを繰り広げるのですから、男性ファンには、たまらないでしょう(^^)。 それに、3人ともに、それぞれが見所あるストーリーにした監督は、すごくバランス感覚のいい人のようですね(^^)。 ところで、アクションばかりに気を取られていて、ストーリーは、どんなんだったっけ?!と、今、ハタと考えてしまいました(^^)。(2004,09,02) |
黒い家 1999年 日本 ホラー |
<監督>森田芳光 <出演>大竹しのぶ、内野聖陽、西村雅彦、田中美里, 石橋蓮司 <内容>第4回日本ホラー小説大賞を受賞した貴志祐介のベストセラー小説原作。生命保険会社に務める若槻は1本の電話を受けて、恐怖の世界に足を踏み入れた。 (映画館で一回目)原作のあの、たとえようのない悪臭や暗さが、出てなくて、(出てたら、見てられないが(^^;)別のものを見ているようだった。前半は、爆睡した。(1999.12) (TVで二回目)映画館では、上記の通り、完全に寝てしまったので、ケーブルでやっていたので、もう一回見てみました。今度は、寝なかったけど、こわかったーー(T_T)。原作と切り離してみると、それなりのホラーになっています。でも、出演者達のわざとらしい話し方が、やはり、気になってしょうがなかった。まともなのは、田中美里だけで、それで、この話の異常性を際だたせているのでしょうけれど、どうも、私には、失敗のように思えます。せっかくの芸達者達の演技が、だいなしです。映画館で見たときは、主役の内野聖陽が、何をしゃべっているのかさえ、わからなかったので、今回は、ヘッドホンをして見ました。(2001.10) |
クロコダイルの涙 1998年 イギリス サスペンス |
<監督>レオン・ポーチ <出演>ジュード・ロウ、 エリナ・レーヴェンソン <内容>美貌の青年医師スティーヴンには秘密があった。自分を愛してくれる女性の血を吸わないと死んでしまうのだ。彼は次々と女性を誘惑しては完全犯罪を重ねていくが、不審な死体遺棄事件を追うヒーリー警部が、スティーヴンの身辺を執拗に探り始める。そんな時、新しい獲物アンが現れた。不思議な魅力を持つ彼女に、スティーヴンはいつしか心から惹かれていくが…。(オフィシャルHPより) ジュード・ロウは、言わずと知れた、美形俳優ですが、この作品の彼が、私が見た作品中、一番美しいのではないでしょうか。うっとりしすぎて、ちょっとウトウトしてしまいました(^^;。ストーリーを知らずに見たので、彼の正体が、○○○だったとは、驚き!! それも、ちょっと、悲しげな運命の○○○なのでした。それにしても、あの後で、苦しんで出す針のような物は、何だったんだろうか??(2002.03) |
黒猫・白猫 1998年 フランス・ドイツ・ユーゴスラビア コメディー |
<監督>エミール・クストリッツァ <出演>バイラム・セヴェルジャン、スルジャン・トドロヴィッチ <内容>ドナウ川のほとりに暮らすジプシー一家のヒューマンコメディー。ザーレの父親マトゥコは、一攫千金を夢見て、密輸船から、石油を買ったり、列車強盗を企んだりするが、ことごとく失敗してしまう。そこで、ザーレと、ダダンの娘との結婚で、その場を切り抜けようとするが・・・ この映画は、インドとか、南米とか、イタリアとか、そう言う国を彷彿とさせるほど、底抜けに、明るくて、楽しい映画です。出てくる人たちが、みんな一癖も、ふた癖もあって、ちっとも退屈しません。息子ザーレの結婚式の場面なんて、思わず、踊っちゃいそうですよ(^^)。落ち込んでいるときとか、元気の出ない時には、うってつけの映画です。題名の黒猫白猫の出番は、ちょっとです(^^)。(2001.03) |
黒の怨 2003年 アメリカ ホラー・スリラー |
<監督>ジョナサン・リーベスマン <キャスト>チェイニー・クレイ , エマ・コールフィールド <ストーリー>150年前、小さな港町、ダークネス・フォールズで、一人の老女、マチルダが無実の罪で、住人に虐殺された。マチルダの怨念は、乳歯の妖精「トゥース・フェアリー」となって、町の人々に恐れられていた。ある晩、乳歯の抜けたカイル(チェイニー・クレイ)は、彼女の姿を見てしまい、惨劇が起こる・・・。 アメリカでは有名らしい「トゥース・フェアリー」ですが、その可愛らしい妖精が、老婆の怨念と結びついてしまったことが、この映画の怖いところなのでしょうか?! どちらの話もしっくり来なかった私には、もう、どーーでもいいやって感じで、ちょっと白々しく見てました(^^)。 それに、どちらかというとマッチョ系?の、成長したカイルが、暗闇を怖がったり、懐中電灯をいっぱい買い込む姿は、なんだか、滑稽で、ちっともかっこよくないし、第一、私が怖くなかったので、感情移入も出来ませんでした。 ヒロインは、いつの間にか、上着を脱いで、セクシーになってるし、ちょうどいい具合に停電になるし、どうでもいい人から狙われるし・・・(^^)。 灯台にしても、明暗が交互に来るけど、それでもいいの?とつっこんでみたりしました(^^)。 同じように、日本に馴染みのない「ブギーマン」は、それなりに面白かったんだけどなぁ。ボラー映画を見過ぎてしまった私がいけないんでしょうかーー?(^^;。 肝心なモンスターも、いろんなホラーモンスターと、似かよっていて、斬新さを感じられませんでした。私にとっては、見なくてもよかったホラーでした。残念!。(2005,06,26) |
クロムウェル 1970年 イギリス 歴史 |
<監督>ケン・ヒューズ <出演>リチャード・ハリス , アレック・ギネス , ティモシー・ダルトン <内容>17世紀イギリス。国王リチャードT世の横暴に業を煮やしたクロムウェルら議員が、議会派として国王派と対立し、内乱が起きる。戦争に負けた国王は、裁判を受け、ついに公開処刑されることになる・・・。 子供の頃から歴史が苦手で、知識皆無の私ですが、この手の映画を観ると、それが少しは補われるようで、ありがたいですね〜(^^)。 古い順に歴史映画を観ていったら、きっと歴史の試験も難なくパスできるようになるのではないかしら(^^)。 この映画は、イギリスの清教徒革命の話です。清教徒革命=ピューリタン革命って、そういえば、聞いたことあるなぁ・・・(^^; もう33年も前の映画なので、全体に少々古くさい感じでした。 それに、戦争物の映画にありがちな、敵、味方、どっちがどっちだかよく分からない状態で、私には少々難ありでした。(たぶん私だけでしょうが・・・(^^;) クロムウェルは、専制的な王制を正し、議会政治の基盤を作ったイギリスの英雄と、解釈しましたが、これで合ってるのでしょうか。 しかし、映画を観ていると、クロムウェル以外の執政者達のなんと不甲斐ないこと!彼が、基礎を作り上げても、なかなかそれを維持できない様子は、情けないことこの上なかったです。 しかも、クロムウェルの死後、2年で、また王制復古ですからね。彼って、相当煙たがられた存在だったのではないのかと、邪推してしまいます。 映画の見所の一つは、リチャードT世の、処刑のシーンです。 国王としての威厳を保ちながらも、人間的な彼に、心を打たれました。 このシーンを観ると、クロムウェルは、歴史上必要な人物とはいえ、冷徹というイメージになってしまいます。 ここ1年ばかりイラク問題で、よくイギリス議会がTVに映りますが、あの雰囲気好きですね。いかにも、討論している感じで。映画の中の議会場もまさにあのままで、イギリス議会制の歴史を感じました(^^)。(2003,08,10) |
グロムバーグ家の人々 2003年 アメリカ |
<監督>フレッド・スケピシ <キャスト>マイケル・ダグラス , カーク・ダグラス , ロリー・カルキン , ミシェル・モナハン <ストーリー>弁護士アレックス(マイケル・ダグラス)は、カウンセラーの妻レベッカ(バーナデット・ピータース)と2人の息子の4人暮らし。近所には、年老いた両親も住んでいるので、息子たちや、親のことで心配が絶えない。そんなある日、母親のイヴリン(ダイアナ・ダグラス)が急死する・・・。 ダグラス一家のファミリー映画です。日本では、劇場未公開に終わってしまいました。 この映画の見所は、なんと言っても、ダグラス一家が家族を演じていることでしょう。 父、カーク・ダグラス。母、ダイアナ・ダグラス。息子、キャメロン・ダグラス。離婚していたり、前の妻との間の子供だったりと、なかなか複雑な関係だったりしますが、彼らが一堂に集まって一つの映画を作るって言うことだけでも、なんだか、うらやましいような気がします。きっと、色々あっても、結局、仲がいいんでしょうね〜。 ストーリーは、家族の起こすいろいろな問題に、アレックスが振り回される話なのですが、笑わせられたり、呆れたり、しみじみしたりと、まあまあ、楽しめる映画になっていました。親子のどこが似ているかをじっくり観察しながら見るのも楽しいものです。 さて、この映画を作っていたとき、マイケル・ダグラスの現在の妻、キャサリン・ゼダ・ジョーンズは、いったいどうしていたのか?と言うのが、アメリカ公開時に話題になっていましたが、やっぱり他の映画の撮影だったのかしらねぇ。(2005,10,12) |
グロリア 1999年 アメリカ ドラマ |
<監督>シドニー・ルメット <出演>シャロン・ストーン、ジェレミー・ノーサム <内容>ジーナ・ローランズ主演の「グロリア」(80)のリメイク。恋人の罪を肩代わりし、3年の刑を終えて、出所してきたグロリアだったが、彼女の居場所は、もうなかった。怒った彼女は、事務所に、監禁されていた少年を連れ出して逃げ出すが、その少年が、重要なフロッピーを持っていたため、二人は、組織に、執拗に、追われることとなる。 つまらなかったです。シャロン・ストーンは、もう、40を越しているのに、とってもきれいで、びっくりしますが、少年との関係が、ちょっと、希薄に見えました。彼女が、少年に、そんなに愛情を持っているようには、見えなかったです。見ていて、ハラハラドキドキも、しなかったです。それに、不必要なほどのミニスカートや、ハイヒール、邪魔そうな髪の毛、こんなに派手な格好では、すぐに、組織に見つかりそうで、気になりました。ジーナ・ローランズの作品から、本当は、見たかったのですが、こちらからになってしまいました。(2001.04) |
グロリア 1980年 アメリカ アクション |
<監督>ジョン・カサヴェテス <出演>ジーナ・ローランズ , バック・ヘンリー <内容>ギャングに殺された一家から息子のフィルを託されたグロリアは、フィルが、大事な手帳を持っていたことから、自分もまた、ギャングに追われるようになる。子供嫌いなグロリアは、何度も、邪魔なフィルと離れようとするのだが、どうしても、離れられない。そして、ニューヨーク中を子供の手を引いて、逃げ回ることになる。 フィルの言葉では、ないけど、本当に、グロリアは、タフな女です。自分自身、ギャングの女だったこともあり、ギャング達の動きに敏感で、うまく逃げ回れるし、なんと言っても、自分やフィルに危険が及ぶと、容赦なく、彼らを撃ち殺すっていうのがすごい。普通のおばさんっぽいグロリアなのに、銃を構えるシーンがきまっていて、迫力ありました。かっこいい!(^^)。(2002.05) |